火入れ完了

　お酒は、出来たものをそのまま瓶に詰めて出荷するわけではありません。もちろん、「しぼりたて」とか「無濾過生」などと呼ばれるお酒はしぼたままですが。
　しぼったお酒は、濾過・調合され、火入れを行います。皆造になっても、火入れが全て終わるまでは、気が抜けない日が続きます。
　今月１日に皆造になってからほぼ毎日、濾過・火入れを繰り返してきました。そしてようやく、本日火入れが全て終了しました。タンクの中で、お酒たちは静かに眠りに付きました。

　火入れとは。お酒の温度をおよそ６５度くらいまでに熱してそのままタンクに入れておきます。熱いお湯の中に蛇管と呼ばれるコイルのような細い管があり、お酒はその中を通ることによって加温されるのです。
　今日の動画は、蛇管を入れた桶の様子です。蛇管の中をお酒が通っているのです。
　動画をどうぞ→　http://www.youtube.com/watch?v=EoHqrHvLbAc
今シーズン最後の火入れでした。後は、蔵の中を徹底的に洗う「蔵洗い」で今ジーズンの酒造りは全て終了ですね。