2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

北森之規氏の写真個展

小松市粟津町に北森酒造さんという酒蔵があり、「富久舞」というお酒を造っています。ここの社長さんの弟さんが北森之規(きたもりゆきのり)さんといい、アマチュア写真家として名が通った人です。個展のお誘いを受けたので本日行ってきました。 之規氏は、…

今日も濾過作業

今日も濾過作業。一日おきに行います。 画像は、山ちゃんが濾過されたお酒がキレイであるかどうか見ているところです。濾過されたお酒は、硝子の筒を通るので、それをじっと見て、うまく濾過されているかを確かめるのです。(でも、実際は泡が入ったりして、…

火入れ

蔵の中では、濾過と火入れが交互に毎日行われます。昨日、濾過を終えた本醸造酒を今日火入れです。大きな桶の中に「蛇管」と呼ばれる管を入れておきます。これは、金属製の管をラジエーターのようにぐるぐると巻き込んであります。桶には湯を張り、蒸気を吹…

濾過作業

皆造後は、濾過と火入れが主な仕事です。濾過作業とは、出来上がったお酒をフィルターで濾すのですが、仕上がりは技術の差がでます。下手に濾過すると、もれてにごってしまうこともしばしばです。味わいも悪くなります。 画像は、コーちゃんが濾過作業を始め…

槽(ふね)解体

今シーズンの酒造りでは一番最後まで働いてくれた「ヤブタ」と呼ばれる槽(ふね)の解体を始めました。170枚の盤をキレイに洗い、取り外してからかぶっていた布をはずします。単調な作業をずーと続けてゆきます。来シーズンもお世話になる機器類を丁寧に手入…

三日月の詰口(つめくち)

酒造りも終わりました。とはいえ、今後は「濾過」「火入れ」といった作業が待っています。 瓶詰場では、今日は「三日月」の詰口(つめくち:お酒を瓶に詰めること)でした。お酒の中身は本醸造です。味見をするとかなり旨味の載ったお酒です。やはり、モチ四…

皆造(かいぞう)だぁ〜

やっと酒造りが終了しました。昨日しぼったお酒の検定*1を終え、はれて皆造です。昨年の10月19日に洗米を始め、およそ半年間の酒造りが終わりました。この間、事故もなくやってこれたことに感謝です。杜氏さんをはじめとする蔵人たち一同お疲れ様でした。ま…

最後の上槽

今シーズン仕込んだ101本のモロミは、今日が最後の上槽(じょうそう:しぼること)でした。これで蔵の中にはモロミはありません。 画像は、HIDEが最後のモロミを槽(ふね)に送り込んでいるところです。これで最後かと思うと・・・。やっぱり、酒造りか…

粕はがし作業もあと3回

今日の上槽で、モロミはあと2本となりました。今日の上槽を明日粕はがししますから、この作業もあと3回。 画像は、今日の粕はがし作業です。かっちゃんとHIDEが行いました。あと3回と思うとなんだかうれしいような、寂しいような。でも、やっぱり酒造…

仕込みの後始末 その2

今日でモロミはあと3本残すのみとなりました。お酒をしぼる蔵人たち以外は、毎日毎日仕込みの後始末です。 日本酒君が分析用の布(30cm四方の小さなもの)を一生懸命洗っています。手前に並べてあるものは壷台(酛タンク)*1の敷き石です。壷台は、今シー…

最後のモチ四段

画像は山ちゃんがモチ米を甑に入れてるところです。今日で今シーズン米を蒸すことはありません。モチ四段*1のためのです。蒸しあがったお米はモチモチしてます(←当たり前だ)が、普通のモチは90%精米に対しこのモチ米は65%精米なので、とても柔らかく透き…

ROBA帰る

今日、ROBAが酒蔵・加越を去りました。蔵の中がさらに寂しくなりました。残った蔵人たちは総勢8人です。彼らが残りのモロミを6本上槽して、濾過・火入れ・蔵洗いといった仕事をこれからしてゆきます。 画像は、出発のときのROBA君です。なんと彼は…

杜氏さん帰る

杜氏さんは今朝、新潟に向けて帰りました。昨年の10月から約半年間ホントにお疲れ様でした。おかげでいいお酒がたくさんできましたよ。 さて、画像は仕込み蔵です。モロミもあと6本残すのみとなり、洗浄・殺菌されたいろんな道具が並べられています。ほん…

金沢国税局酒類鑑評会表彰式

今日の午後4時から、平成17酒造年度*1金沢国税局酒類鑑評会の表彰式がホテル日航金沢3階「孔雀の間」で執り行われました。金沢国税局長や国税庁審議官などの偉い方々が参列し、富山・石川・福井で優等賞を受賞した酒蔵とその杜氏が表彰を受けました。酒…

仕込みの後始末

甑が倒れて*1から数日も経つと、後片付けがどんどん進んできます。画像は室(ムロ)です。この部屋で麹を造っていましたが、麹蓋*2もきれいに洗われよく乾かし、きれいに室のなかに並べられています。今朝、かえっちゃんがこの室の戸を開けると、目がつーん…

祭り

今日は、今江春日神社の祭りです。昨日のブログにあったように子供たちが町中を練り歩き獅子を舞います。獅子を舞う子たちは新中学3年生の3人と新2年生4人で、新中1は太鼓、小学6年・5年・4年は笛を担当します。先月の9日から約10回の練習を重ねてきました…

地元の記念式典

春は祭のシーズンでもあります。酒蔵・加越のある石川県小松市今江町では明日9日が春日神社のお祭です。町南と呼ばれる今江町の一部の地域では、提灯が新たに設置されたことと、子供獅子舞を復活させて10年経過したことを祝して盛大な記念式典が催されま…

酛四段

画像は、杜氏さんが「酛四段」に櫂を入れてるところです。本来の「酛」は全て終了していますが、四段に使う酛があと3本だけ残っているのです。 また、今日で小竹さんは仕事から離れます。杜氏さんも今月の13日に新潟へ帰郷し、ROBAも同時に京都へ帰郷し…

優等賞受賞

やったぁー! 金沢国税局酒類鑑評会で関白は優等賞を受賞しました!昨年はとれなかっただけに、喜びもひとしおです。杜氏さんはとびきり喜んでいました。(帰りの車の中でも、ホントに上機嫌でしたよ) 一昨年まで、10年連続で優等賞をいただいてきました…

四段

酛場は、四段用のものを残してすべて終わっています。 四段というのは、三段仕込み*1のあとに仕込むものをそう呼び、お酒の味の調整に使われます。「甘酒うるち四段」「もち四段」「酒母四段」などがあり、上槽間際に添加するのが普通です。 「甘酒うるち四…

甑倒しの翌日からは・・・

昨日、甑が倒れ、仕込みは終了しました。これからしばらくは後片付けが続きます。蒸米機、放冷機、製麹機などなどいろんなものを丁寧に洗い殺菌してしまいます。来シーズンもまた使いますから、キレイにして片付けなくては。 画像は、日本酒君が製麹機の通風…

祝 甑倒し(こしきだおし)

本日で仕込みは終了。今シーズンはお米を蒸すことはありません。この日を「甑*1倒し」と呼びます。甑とはお米を蒸すための物で、「もちつき」のときに使うセイロを大きくしたようなものですから、片付けるときに倒したのでしょうね。それで「甑倒し」という…

全国新酒鑑評会に出品

明日4月4日は全国新酒鑑評会の出品締切日です。杜氏さんはじめ蔵人スタッフたちは最後まで悩みました。4本目の大吟醸は香りが高く味わいはすっきりしていて、ふくらみのあるお酒です。3本目の大吟醸は香りがそこそこあり味わいがしっかりしているお酒でしす…

祝 製麹(せいきく)終了

今朝の出麹で、今シーズンの製麹(せいきく:麹を作ること)はすべて終了しました。来週の火曜日に最後の留を仕込んで、めでたく「甑倒し」です。長かった半年間です。春が来たことを実感しますね。 画像は、今シーズン最後の出麹をするぞと意気込んでる日本…