火入れ

kurabito2006-04-27

 蔵の中では、濾過と火入れが交互に毎日行われます。昨日、濾過を終えた本醸造酒を今日火入れです。大きな桶の中に「蛇管」と呼ばれる管を入れておきます。これは、金属製の管をラジエーターのようにぐるぐると巻き込んであります。桶には湯を張り、蒸気を吹き込んで熱くしておきます。管の中にお酒を通すだけで、冷たかったお酒が目的の温度(約65度)まで上昇します。これが火入れです。
 画像は橋ちゃんが、温度を保つために蛇管の出口の温度とにらめっこしているところです。お酒を流す速度を早くすれば、温度が下がり、逆にすれば温度が上がります。橋ちゃんは慎重に温度を調整していました。