2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

盛(もり)

4本目の大吟醸の仲麹の盛です。 昨日、引き込んだとき、柔らかめでした。一日経った今朝もやや柔らかいなという手触りでした。杜氏さんは、室(むろ)の室温を上げ、よく乾燥するようにと、とても暑い中で盛の作業を行いました。いつもより、3〜5度ほど高…

種切り

4本目の大吟醸の仲麹を室(むろ)*1に引き込みました。今朝の7時15分頃から米を甑*2にいれ、8時25分に蒸しあがりました。すぐに室に取り込み、杜氏さんと蕪城さんが暑い室の9中で蒸米がよく乾くようにと手入れをされていました。今日の外気温はとて…

4本目(最後)の大吟醸の添麹は昨日室(むろ)*1に引き込みました。今朝の仕事は、それを麹蓋に盛ることから始まりました。 ROBAと小竹さんが先に室に入り、布を何枚も重ねて大事に保温していた蒸米を裸ににして、杜氏さんの到着を待っていました。間もなく…

出麹

大きな室(むろ)からは麹が出来上がり、それを出麹します。今日も出来上がった麹を日本酒君が箕(み)で計量しながら布の上に空けていました。 日本酒君は、毎朝、室に入り、麹を真剣に見つめ、今日の麹はどうなのかと見つめています。今日の麹は今シーズン…

出麹

本日、3本目の大吟醸のモロミは4日目です。4本目の大吟醸の酛*1は8日目です。 3本目の大吟醸の添麹の洗米を行いました。杜氏さんが言うには、「今年のお米は安定していて、浸漬の時間を変えなくていい。」んだそうです。大吟醸には兵庫県産の山田錦とい…

酛(酒母:もと)

大吟醸を上槽*1した翌日でも、まだ吟醸香が残っているような気がします。 昨日の大吟醸の上槽で、昨年仕込んだモロミはすべて上槽されました。今日からは、今年の正月明けに仕込んだモロミの上槽です。先ずは、こっそり純米酒の上槽からでした。明日からも、…

2本目の大吟醸を上槽しました。

2本目の大吟醸を上槽*1しました。とてもいい香りのお酒に仕上がっていました。味も丸く調和がとれ、一口含めばフレッシュで華やかな香りが口から鼻へ思いっきり広がってゆくお酒です。ウ〜ン、◎というお酒です(とってもイイ(^o^)/)。杜氏さんは、「もっと…

3本目の大吟醸は仕込み完了

今日も昨日に引き続き結構冷え込んでくれました。道路は雪で固められてツルンツルンでしたよ。スリップ事故には気をつけないと・・・。 さて、絶好の留仕込み日和となりました。朝8時半に甑(こしき)*1から蒸米を掘り出し、それを布に広げて、蔵人総出で蒸…

3本目の大吟醸 仲仕込み

今朝はよく冷え込みました。これだけ冷え込んでくれると、大吟醸の仲を仕込むにはもってこいです。 朝7時には、蔵人たちが仲のお米(昨日洗米したもの)を甑(こしき)のそばまで持ってゆき、甑の底から蒸気を出しながらそのお米を杜氏さんが投入してゆきま…

3本目の大吟醸 留麹の盛

本日、日曜日で仕込みはお休みですが、大吟醸留麹の盛や、明日の大吟醸仲掛米の洗米など大変な仕事がたくさんあり、蔵人12名のうち7名出勤となりました。普段の日曜日だと3人だけでいいのですが、今日はいろいろありましすからね。 画像は、室(むろ)の…

3本目の大吟醸 添仕込み

たった今、3本目の大吟醸の添を仕込んできました。小松地方は天気も良く、気温もそこそこで仕込にはちょうど良かったです。 添の蒸米を箱にの中で晒していると、朝陽が窓から飛び込んできました。前々回の添仕込みのときもそうでしたが、朝陽が蒸米にあたり…

4本目の大吟醸の酛仕込み

4本目の大吟醸の酛を仕込みました。今年の酒蔵・加越の大吟醸は4本仕込む予定ですから、酛立ては泣いても笑ってもこれが最後です。(もっと仕込みたかったけど・・・) 杜氏さんと蕪城さん、それにJUNちゃんと橋ちゃんが蒸したてのお米を手でかき混ぜなが…

加賀吟醸 上槽!

加賀吟醸 淡麗大吟*1を上槽しました。 画像はJUNちゃんが、しぼる直前に最後の櫂入れをしているところです。このモロミは香りがすごくありました。 さて、しぼったお酒はというと・・・。やっぱり香りがとても高いお酒になっていました。かえっちゃんの経…

加賀吟醸の上槽は明日に延期

さて、今日も朝から忙しい日です。 まず、大吟醸3本目の添麹の盛。それから、普通酒用の麹も出麹、盛、引き込みとフルコースです。仕込みももちろん、フルコース。同じく洗米も。 加賀吟醸淡麗大吟醸を上槽する予定だったのですが、明日に延期となりました…

オリを引く

ちょうど一週間前にしぼった大吟醸のオリを引きました。 しぼった直後のお酒はうすくにごっています。それを静置しておくと、白いオリの部分は底にたまります。その上澄みだけをサイフォンで吸い上げる作業を「オリ引き」といいます。 画像は、斗瓶でとった…

2本目の大吟醸は24日目

2本目の大吟醸は24日目をむかえました。とにかくすごくいい香りのするモロミです。おそらく1本目の大吟醸より香の高いお酒が出来るでしょう。 3本目の大吟醸の仕込が今月の24日で終わりますから、その後すぐに上槽するんじゃないでしょか。とても、とて…

3本目の大吟醸の酛 7日目

酒蔵・加越のある石川県小松市今江町では「左義長(さぎちょう)」があり、朝から町内の子供たちが大勢でわいわいがやがやいいながら、各家の玄関先にあるしめ縄や古くなった御札、破魔矢、お習字などなど集めてまわっていました。酒蔵・加越からもダンボー…

大吟醸の酒粕をとりました。

大吟醸の酒粕をとりました。大吟醸を上槽してから4日たちました。その間、槽直し(ふねなおし)といって、一度袋を積み替えました。 さて、画像は、粕をとる直前の槽の様子です。しぼった当日は上まであった袋もしっかりしぼられて、うすく平らになっていま…

2本目の大吟醸は21日目

2本目の大吟醸は21日目となりました。杜氏さんがいないので、モロミのお世話は代役のJUNちゃんが務めました。慎重に櫂入れを行ったあと、タンクの側面を丁寧に拭きあげます。櫂入れ後は、毎回このようにします。タンクの側面にモロミ等が付着したままだと…

3本目の大吟醸の酛 4日目

3本目の大吟醸の酛は4日目を迎えています。落ち着いた香りの品のいい酛のようです。今日は杜氏さんに代わって、橋ちゃんが「アンカ」を入れていました。アンカとは、タンクの下に電熱器をおき、酛を暖めながら糖化を促進させる操作です。橋ちゃんは蔵人の中…

いつもの仕事

大吟醸をしぼった当日は蔵中が興奮に包まれましたが、その翌日は平穏で普通の一日です。今日も蔵の各所でいつもと同じような作業風景画見られました。 朝は「出麹」です。一昨日取り込んだ蒸米がまる二日で麹となるため、それをみんなで「室」から室外に出し…

お待たせしました。1本目の大吟醸上槽

お待たせしました。1本目の大吟醸を上槽しました 早朝から杜氏さんは上槽の準備をしてくれました。(上槽するとはお酒をしぼることですが、袋の準備やなにやらと細かい雑用が多いのです)杜氏さんは、しぼる直前に最後の櫂入れです。モロミさんは「32日間…

大吟醸は明日上槽!

大吟醸は明日上槽します。お待たせしましたが、どんなお酒になっているでしょうか。その感想は明日アップします。 本日、50%の吟醸を上槽しました。加賀吟醸(淡麗大吟醸)というお酒になります。さわやかな味わいで、すっきりしていてほのかな香りの吟醸酒…

大吟醸 上槽まで、あと・・・

1本目の大吟醸は、明日上槽する予定でしたが最後になって足踏みしているようです。明後日の上槽予定となりました。(ひょっとするともう一日のびるかも) 杜氏さんはいろんなことを考えてそう決断されたのですが、かえっちゃんにとっては、遠足が雨で延期に…

3本目の大吟醸 酛麹の盛

3本目の大吟醸の酛麹を盛りました。12kgの山田錦を昨日蒸して、種麹を切り、そして今日盛りました。量が少ないので、乾燥しすぎないように注意しながらの作業です。 手前の蕪城さんが手に持っているのは篩(ふるい)です。昨日寝かせた蒸米を手で崩すだ…

もうひとつの槽(ふね)洗い

昨日の槽とは別にもうひとつ槽があります。小さな仕込のお酒をしぼるための槽です。大吟醸や純米吟醸酒、それにちょっと特殊なお酒なんかに使います。 大吟醸の上槽が間近になったので、手入れをしました。画像では、蕪城さんが丁寧にそれを洗ってます。これ…

槽(ふね)洗い

お酒をしぼる槽(ふね)は年末から使っていなかったので、しっかり洗ってから明日の上槽に備えます。 ROBA、ヒデちゃん、カッちゃんの3人が一組となり、170枚ある槽の盤を一枚一枚丁寧に洗いました。上に乗ったROBAがホースで水をかけ、下にいる…

今日から営業

お正月休みも終わり。酒蔵・加越の社員たちは今日から出勤です。朝出会った人同士が「あけまして・・・」というように挨拶して一日が始まりました。といっても、得意先は休みのところも多く、今日の出荷はほとんどありませんでした。 蔵人たちも、今日まで休…

謹賀新年 その3

今日は杜氏さんと梶谷君が蔵の中で仕事です。 朝一番に杜氏さんが2本目の大吟醸に櫂を入れました。櫂をモロミに突っ込むと同時に泡が音をたててボツッボツッと出てきました。炭酸飲料の栓を抜いたようなものです。(醗酵に伴う炭酸ガスがモロミを動かすと一…

謹賀新年 その2

本日も、酒蔵・加越は正月休みなので、杜氏さんと志村さんの二人で酒蔵・加越を守っています。朝からお湯(櫂棒やいろんな酒道具を洗って殺菌するためのも)を沸かし、櫂回り、検温、温度管理など日常と変わりない作業をこなしていました。 杜氏さんは、24日…