2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

お米について その2

キレイで飲みやすいお酒が造られるようになったという反面、日本酒の個性をかもし出すたんぱく質成分の少ない米を使うため、日本全国の吟醸酒は似たようなものになってしまったともいわれることもあります。原料米は原価の3分の2を占めます。原料米の価格…

お米について その1

さて、今回からしばらく、原料米(げんりょうまい)のことについて書かせていただきます。酒蔵・関白の米に対する姿勢といえば大げさですけど(笑)。つまらないことを書くかもしれませんが、お暇な人は是非、読んでくださいね。 日本酒の原料には精米したお…

お客様がおみえになりました

今日、大阪よりお客様がお見えになりました。関白を御愛飲いただいているMitsuhisaさんたちです。お酒は冬しか造らないので、夏場にお客様がお見えになることは少ないのですが、それでも暑い中をわざわざ来ていただきました。蔵人が少なく、また、醪のないが…

関白 竹の酒 加賀のかぐや姫 純米酒

今日は、新発売のお酒の宣伝です。 ここ数ヶ月、竹の酒についてずいぶんと実験してきました。毎月の円満市などでも試験販売をして、お客様のご意見を頂戴したりしました。そして、ようやく「関白 竹の酒 加賀のかぐや姫 純米酒」として発売することとなりま…

酒粕のご注文はお早めに!

さて、この時期、酒蔵では毎日毎日酒粕の出荷に追われています。ウリやきゅうりなどの野菜が市中に出回る頃、酒粕の需要がピークになります。タンクの中にぎっしり詰まっている酒粕を掘り出し、一袋づつ丁寧につめてゆきます。酒粕を掘り出す時や袋に入れる…

加越の酒を飲む会 梅八(うめや)にて

昨日、小松市加賀八幡の梅八(うめや)さんにて、「加越の酒を飲む会」(?正式な名称はしりません。すいません)が開催され、かえっちゃんがお酒の説明に行ってまいりいました。約30名のお客さまの前で、10種類のお酒の特徴などを説明し、お料理とあわ…

輪島の千枚田

一昨日、ご挨拶と配達を兼ねて輪島の取引先に行ってまいりました。途中、海岸をとおると、有名な千枚田があります。僕たち蔵人は、米に深く興味を持っています。酒の原料としてだけではなく、過去二千年間日本人の主食として君臨してきたものとして、もです…

酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)

酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)というものがあります。お酒を造るのに適した品種のお米を総称してそう呼びます。石川県内では五百万石という品種が有名です。兵庫県では山田錦などがあり、信越地方では美山錦などがあり、全国各地で百種類以上の品種が…

続 ・ レディ・アクアについて

「Speak Easy(スピーク・イージー)」というお店に行ってきました。金沢の片町スクランブルを東に行くと「夢館Ⅱ」というビルがあり、その1階にあります。いわゆるバーです。かえっちゃんは居酒屋とかは得意なんですけど、こういうところは・・・ちょっと苦…

レディ・アクアについて

酒蔵・加越の商品に「レディ・アクア」というものがあります。甘くて、酸っぱくてちょっと変わった日本酒です。これを飲んだ方は必ず「エーッ、これが日本酒なの?」と驚かれます。確かに日本酒よりワインに近いような感じの日本酒です。特殊な酵母で造った…

円満朝市に出店しました

お天気が心配されましたが、本日の朝は雨もふらず、本光寺「円満朝市」は多くの人で賑わいました。酒蔵・加越も出店して、酒粕やお酒を販売させていただきました。今回は若い美女たちによる「浴衣ショー」もあり、会場は大いに盛り上がりましたね。もちろん…

加越の水について その8(最終回)

そんなすばらしい加越の水でも、汚染が心配されます。経済が発展していけば仕方ないことかもしれませんが、水が命のわれわれにはこわいものがあります。加越では毎年50項目以上の水の成分分析を行っていますが、汚染物質が検出されたことはありません。た…