お米について その1

 さて、今回からしばらく、原料米(げんりょうまい)のことについて書かせていただきます。酒蔵・関白の米に対する姿勢といえば大げさですけど(笑)。つまらないことを書くかもしれませんが、お暇な人は是非、読んでくださいね。

 日本酒の原料には精米したお米が使われます。玄米の表面はたんぱく質が多く、中心に近くなるほどたんぱく質成分が低くなり、でんぷんの比率が高くなってきます。米の中心部はほぼ100%純粋なでんぷんです。たんぱく質は雑味の原因となるためキレイなお酒を造るためにも酒造家たちは競って米を磨いてきました。そして、吟醸酒に代表されるような高精白米を使用した日本酒は、すばらしい味と香りをもつようになってきたのです。(つづく)