製造技術研究会

kurabito2007-04-10

 平成18酒造年度金沢国税局製造技術研究会が開催されました。石川・福井・富山の3県の74の酒造会社から出品された241点のお酒が一同にずらりとならんだ利酒会です。
 一つ一つ丁寧に利酒していったのですが、さすがにどれも力作ばかりです。それぞれの蔵の杜氏さんたちが精魂込めて造った逸品ぞろいです。「優等賞」をもらえるかもらえないかということは、はっきりいって紙一重だと痛感しました。なるほど、酒蔵・加越のお酒は「優等賞」を受賞したのですが、受賞していない他の蔵のお酒と比べて明らかに良い酒かと問われれば、口ごもってしまいそうな感じです。日本酒の製造に携わる人達(杜氏をはじめとする蔵人たち)は、日本酒に情熱を傾け、丁寧に丁寧にお酒を造ってるんだと思います。
 日本酒の需要低迷といわれて久しいですが、造り手たちはそのような声を真摯に受け止め、さらに良い日本酒造りに精進してきた結果がこのようにすばらしいお酒が揃うことになったのだと思います。努力して良酒を醸していれば、お客様たちもいつか日本酒の良さを見直してくれるはずだと確信しました。その日も遠くないような気がします。日本酒、がんばれ!
 画像は、製造技術研究会の様子です。大勢の造り手たちが集まって利酒に熱中していました。