祝 初揚げ

　今シーズン最初のしぼりが始まりました。第1号の上槽です。槽（ふね）担当のＲＯＢＡは、数日前から準備に余念がありませんでした。槽は丁寧に洗ってあるか、ホースはつないだか、ピストンポンプは順調か、etc・・・。
　今朝も最終準備を整えて、午前9時を少し回った頃だったでしょうか上槽が開始されました。
　第1号モロミに櫂を十分入れて、ピストンポンプで槽にモロミを送り込み・・・、しばらくすると・・・出てきましたしぼりたての新酒が。最初ちょろちょろ。時間とともに勢いを増して槽口からでてきます。ドッ、ドッ、ドッとピストンポンプの鼓動に合わせて出てくるかのようです。新酒の香りが槽場に漂い始めます。毎年のことながら、緊張し、感動する一瞬です。
　最初は、白くにごっていたお酒も、だんだんと澄んできて、ここらで先ずは神棚にお供えするお酒を取りました。無事にお酒ができありがとうございましたと手を合わせます。そして、いよいよ味見です。
　とてもキレイが第一印象でした。そのキレイさの中に、米の旨味と甘さがあるようなお酒です。今年の夏は、暑かったせいか米が硬いようです。米の性質が酒にも現れてくるんですね。まずまずのお酒です。
　画像は、槽場で利き猪口にお酒を取ってるＲＯＢＡ君でした。