添麹の盛(もり)

kurabito2005-11-06

 たった今、月光ムロカ添麹の盛を終えました。現在午前8時30分。
 昨日蒸した米を、大きな塊にして寝かせておき、手で米粒を一粒一粒ばらばらにして、「麹蓋(こうじぶた)」と呼ばれる杉製の木箱に一升五号(約2.25kg)づつ入れたところです。この操作を「盛(もり)」といいます。
 画像にあるとおりです。麹蓋のなかに円形の白いものがあり、その中に米を入れていますが、これは「破精落ち防止器」という大そうな名前がついています。でも、単なる樹脂製の平たい円錐形の筒に過ぎません。普通は、麹蓋の真ん中に丸く山のように積み上げるのですが、散らばった米粒が干からびてしまい麹になりません。これを防ぐ目的なのです。
 今日の麹は、やや進んでいる模様。添麹ですから、味の乗った麹に仕上げたいですね。
 ところで、酛はというと、現在「枯らし」という段階です。温度を下げ、泡も引いてしまいました。明日、一回り大きな枝桶に移します。