大吟 仲麹の種切り

kurabito2005-12-05

 大吟の仲麹の米を蒸しました。朝一番に蒸して、すぐに室へ。室の中は35度近くありますから、蒸米の水分をある程度乾燥させます。品温も35度くらいまで下がるようによく手でかき混ぜます。そして、種切りです。ご飯の上に「ふりかけ」をかけるようにです。
 ワンカップの容器に定量された種麹(もやし)をいれ、その上をサテンの布で覆い輪ゴムで留めます。薄く平らにならされた蒸米に均等に種麹が降りかかるよう、慎重に杜氏さんが種切りをしていました。胞子は目に見えませんが、感覚で種を切ります。経験と感だけの重要な仕事です。
 その後、蒸米を裏返して、もう一度種切りです。