エアーシューター

kurabito2006-02-23

 かつて、米を蒸し、それを莚(むしろ)の上で冷まし、それを蔵人たちがかかえて仕込みタンクに投入していました。酒蔵・加越では、吟醸酒など一部のお酒は現在でもそのように蒸米を運んでいますが、それら以外のお酒では「エアーシューター」で蒸米を運びます。直径が20cmくらいの太いホースにエアーを送り、そのエアーで蒸米を運ぶものです。酒屋の作業はこのおかげで随分省力化できましたね。
 画像は、モロミタンクの上にエアーを受けるかごを置き、それにエアーシューターのホースを取り付けるヒデちゃんです。
 でも、時々、エアーシューターは壊れることがあります。そのときは蔵人たちが総出で蒸米を運ぶこともままあります。若い蔵人たちが威勢よく蒸米を運ぶ姿は、活気に満ちていますけどね。