酒粕をタンクへ

kurabito2006-03-24

 毎日出てくる酒粕は、一部は板粕としてそのまま出荷されますが、大半はタンクの中に入れておきます(画像)。タンクの中で酒粕は熟成され、奈良漬に使うような「ねり粕」になります。タンクの中の酒粕に地下水をかけながらゆっくりと熟成させます。できたての酒粕は「ぱらぱら」の状態ですが、時間とともに柔らかくなるのですよ。
 最近は、酒粕が逼迫して値段が上がっているそうです。日本酒の生産量が減少して、副産物である酒粕の発生が減ったこたが最大の要因です。奈良漬を安くたくさん食べるためにも、日本酒の生産を増やして酒粕の発生量を増大させてくださいね。お願いします。(日本酒で乾杯!)