日本酒と健康 その10

kurabito2006-09-08

引き続き、「日本酒読本」からの引用です。


「老人病、ボケの防止に日本酒が効く」


 老いとは、末梢循環が悪くなることと定義されます。年とともに血管がだんだんと硬く細くなり、詰まりやすくなってくるわけですが、体内に日本酒が入ると、心臓の働きを活発にし、血液の循環がよくなります。さらには血液を固まりにくくする働きを持つウロキナーゼを増やし、逆に固まりやすくするトロポキサンチンA2を減らすという効果が認められています。また血管にたまった悪玉コレステロールを除去してくれるHDLコレステロールを増やしてくれるなど、日本酒は血管の若さを保つためにとても有効です。
 結局、長寿の医学とは血管の医学で、血管をいつまでも若く保つようにすることなんです。また、人間の脳細胞は130億個ありますが、二十歳をすぎるとどんどん減ってきます。ボケの防止には、脳細胞を少しでも減らさないようにすることが重要ですが、ここでも、日本酒は脳の血管の血のめぐりを良くすることで、プラスに働きます。また、ストレスを解消し、心の若さを保てるのも、お酒の大きな効用です。(松本 康夫さん、医学博士)
(画像は、出荷に追われるK子ちゃんです。瓶に詰まったお酒を1本1本紙に巻いてゆきます。お酒が少しでも劣化しないようにと祈りながら・・・。これから本格的な日本酒のシーズンですから、瓶詰作業も忙しくなってきます)