初甑(はつごしき)

kurabito2006-10-13

 今シーズン初めて米を蒸しました。蒸米機、放冷機、エアーシューターなど今日から稼動する機械類は事前に点検・手入れをおこなってありますが、いざ、本番となるとトラブルが起こりやすいものです。米を空送するのに必要な「ロッカーバルブ」という機械の調子が悪く、米を蒸しにかかってから急いで調整していました。
 蔵の中は米を蒸す良い香りが一面にただよい、いい気分です。これが仕込の香りなんです。午前9時過ぎから酒母(しゅぼ、もと)を仕込みにかかり50分ほどで終了しました。今日の仕込みはこれだけでしたが、蔵人一同緊張して仕事に取り組んでいました。
 画像は、放冷機(蒸されたお米を冷やす装置)で蒸し具合と、冷やし具合を確かめているコーちゃんです。異常があればすぐに調整しなければいけないので、修理道具をそばにおいて、ずっと見ていました。
 幸い、初日にしては大きなトラブルも無く、順調に仕込みを終わらすことができたようです。