小松酒造組合の「新酒利き酒会」

kurabito2007-03-02

 小松酒造組合の「新酒利き酒会」がサンルート小松で開催されました。金沢国税局の神谷鑑定官室長、伊藤鑑定官、など多数の先生方においでいただき、小松の10社(「常きげん」の鹿野酒造、「獅子の里」の松浦酒造、「大日盛」の橋本酒造、「富久舞」の北森酒造、「春心」の金紋酒造、「菊鶴」の手塚酒造、「神泉」の東酒造、「夢醸」の宮本酒造、「登代正宗」の山本酒造、「関白」の加越酒造)の造り酒屋の今年の新酒を吟味、審査していただきました。室長先生が言うには「今年は例年にない暖冬で、造りには苦労したが、努力のおかげで大変良いお酒にしあがった」そうです。
 今年は全部で46点のお酒が出品され、時間をかけてじっくりと利き酒をしたのですが、なるほど、確かに今年の酒の出来栄えはどの酒蔵のお酒もとても質の高いものだと実感しました。それぞれの酒蔵の杜氏さんたちや蔵人さんたちの苦労が伝わってくるような、そんな主張のあるお酒だったような気がします。よく冷え込んだ昨年より良いお酒であったと思われた方も多かったのではないでしょうか。
 ただ、残念だったのは、今年の来場者の方の人数が少なかったことです。昨年まではかなりの方が見えていたのですが・・・。
 地方での移動手段は車がほとんどであるため、利酒をするためには車は使えないということで遠慮された方が多かったのでしょうね。こういう問題は、知恵をしぼって解決してゆかなければならないと痛切に感じました。(アルコール検知器で測定すると、利酒直後は1.00ppmでしたが、20分もすれば0.00ppmとなりました。一概に言えることではありませんが、酒類を飲用するのではなく利酒だけであれば、ある程度の時間が過ぎれば運転には問題ないと思います。ちなみに、0.15ppm以上が飲酒運転となるそうです)
 画像は、その審査風景です。手前から二人目は、我らが「渡辺杜氏」です。