加越の水について その1

kurabito2005-06-17

 お酒の成分の80%以上が水です。お酒を造るのに大切なものは原料となるお米ですが、仕込み水として使う水はそれ以上に大切なものといえます。今日から何回かに分けて、加越の水と歴史について書いてみたいと思います。
 仕込水としてだけではなく、お米を洗うときや蔵の中の洗浄、タンクや器具の洗浄、ボイラーの水など酒蔵では水を大量に使います。できるお酒の20倍以上の水を使っているのです。加越では、敷地内の40メートルの深さの井戸から水をくみ上げて使っています。水は酒蔵の命なのです。(つづく)
 (画像:くみ上げた水を放流しています。そこにわさびを植えてみました。今は小さいけど、大きく育つことでしょう。中央に丸く見える葉がわさびです。)