お米について その4

kurabito2005-08-04

酒蔵・加越では、日本酒の「品質」と「価格」という両面をとらえて酒造りをしています。価格の高い酒はうまいのがあたりまえです。高品質であり、納得のゆく価格である必要があります。そのためにいろんな原料米を使います。兵庫県産の山田錦と石川県産の五百万石を多く使用していますが、それら以外の米も使っています。高級な大吟醸酒峰加越に使うお米、もっとも愛される関白本醸造に使うお米、加賀ノ月満月に使うお米など製品によって、いろんな歩合に精米して使いわけています。お客様から「おいしい」といわれることを念頭に、時代とともに変化するお客様の嗜好をとらえ、製品ごとの酒質を設計し、その酒質にするためにはどの米を使い、どのような醸造方法を使って仕込めばよいのかということを考えているのです。
(画像は、8月4日撮影の田んぼの稲。石川県地方は早場米が多く、稲も結構実ってます。お盆明けには刈り取りになるでしょう)