酒蔵加越は造りの準備中 その5

kurabito2005-10-05

加越の杜氏は渡辺利一。新潟県上越市(旧:柿崎町)の人です。もともと酒蔵は蔵人制度のもと、杜氏が蔵人たちをひきつれて冬季間だけ酒を造っていたのです。今ではこのような出稼ぎで酒を造るという蔵人たちは少なくなりました。酒蔵・加越でも昨年までは杜氏を含め2名の方が新潟から来ていましたが、今年は新潟からは杜氏一人だけです。かわりに京都から酒造りが大好きという若者が蔵人としてやってきます。また、地元からは2名の方が冬季間だけ酒造りを手伝います。そのほかに8名の者たち(今までにこのブログに登場したひとたち)によってお酒を造ります。
 今月20日に杜氏とその他の蔵人たちが蔵入(くらいり)します。初洗米はその前日の19日の予定です。その日に向けて着々と酒造りの準備が進められています。もと場(酒母を造る部屋)もきれいに清掃・殺菌され、蒸米と麹が入ってくるのを待つばかりとなりました。