月光ムロカは8日目

kurabito2005-11-18

 月光ムロカは8日目をむかえました。泡もほとんど引いてしまって、蔵人たちはこの状態を「地(じ)」と呼んでいます。品温は11.2度となり、最高温度*1になりました。櫂をいれてもいても、楽しみなモロミです。
 一方、「加賀 霞」というしぼり立て生酒のモロミは12日目をむかえています。ゆっくりと醗酵しながら、新酒の良い香りが一面に広がっています。旨味がしっかりあり、そして少し甘い「加賀 霞」がしぼられるのはもうじきです。
 画像は、「地」になった月光ムロカのモロミです。沸々と醗酵に伴う泡が湧いてきています。

*1:仕込んでから徐々に品温を上げてゆき、10日目ころを目安にもっとも高い品温にします。その後徐々に下げてゆき、上槽前には最低温度となります。品温や最高温度になる日数は目的とする酒質に応じて、あるいはモロミの状態に応じて、常に変化させます。