大吟醸仕込みの始まり 添麹の蒸し

kurabito2005-12-03

 大吟醸仕込が始まりました。添麹(そえこうじ)の蒸しからです。何度も書くようで恐縮ですが、日本酒の仕込みは「三段仕込み」*1で行われます。酛はほぼ出来上がり、いよいよ添を仕込むときの麹を造るのです。
 画像は、わかりにくいですが、「甑(こしき)」と呼ばれる大きなセイロに杜氏さんが米を入れているところです。「掛け抜け」といって、甑の下部から蒸気を出しながら、そこに米を入れてゆきます。火傷をしないように、ゴム手袋で防備をしますが、それでも熱いそうです。米は山田錦という酒造好適米を38%まで精米したものです。
 蒸された米は、室にはこばれ、種麹(もやし:麹の胞子)を植えつけて明日朝まで寝かせられます。