大吟醸 留仕込み

kurabito2005-12-10

 大吟醸の留仕込みです。甑(こしき)で米を蒸し、それを掘り出して麻布の上でさらします。吟醸仕込みでは、米を溶けすぎないようにするため、蒸し直後より、長い時間さらして硬化させてから仕込みます。硬化させるには、気温が低いか乾燥しているほうが良いのです。(もちろん、気温が低すぎても、乾燥しすぎていてもよくありません)
 8時29分に蒸しあがりましたが、午前中は雨が降りしきり、気温もそれほど下がりませんでした。午後からは雨があがり、乾いて冷えた風が吹いてきました。吟醸仕込みにはちょうど良い環境になりました。もうしばらくさらして、午後3時に仕込みました。いい酒になってくれることでしょう。
 画像は、さらした蒸米を一生懸命手入れ(手で、米粒の塊を壊したり、かき混ぜたりすること)をしているところです。寒い中、腰を曲げながらする仕事はかなりしんどいです。

さて、「月光無濾過原酒」は本日瓶詰めしました。その画像もアップしたかったのですが、明日にします。