室(むろ)にて

kurabito2005-12-15

 酒蔵・加越には室(むろ)が二つあります。大吟醸などは小さい室で杜氏さんが麹を造ります。今まで、その様子を何回もアップしてきました。大きな室では日本酒君が麹を造ります。
 今日は、大きな室に50%精米の兵庫県山田錦が取り込まれました。加賀吟醸というお酒になる麹です。暑い室の中、4人がかりでせっせと手入れをしながら、大事に麹をさらしました。十分さらした後で、日本酒君が丁寧に種麹(もやし)を切りました。画像の中の日本酒君は真剣なまなざしで慎重に種麹を切っていました。(種麹は、麹菌の胞子のことです。麹はカビの一種ですから、高温多湿を好みます。)