出品用大吟醸の火入れ(2)

kurabito2006-03-22

 2週間前に上槽した4本目の大吟醸は、香りも高くあじも整っているため、全国新酒鑑評会に出品するお酒の最有力候補です。1本目、2本目、3本目とそれぞれのお酒にはそれぞれ個性があり素晴らしいお酒だと思っていますが、なんとなく4本目が特に出来がいいのじゃないかなぁなんて思っています。
 それで、今日、その4本目の大吟醸を出品のための火入れをしました。斗瓶にとってある大吟醸を2L容の耐熱ビンに分注し、熱湯の中にとっぷりつけて60度になるまでゆっくりと待ちます。その間、杜氏さんはビンを1本1本てで振り続けていました。「やっぱり、4本目は、仕込むときの具合も良かったし、温度経過も順調だったからねぇ」といって、大事そうにビンを振り続けてましたよ。