簾(す)
簾(す)というと、葦や竹などを細い紐などでつなげ、目隠しや日よけなどに使われますね。昔の偉い殿様は簾垂れ(すだれ)の向こう側に居て顔が見えなかったり・・・。
酒蔵・加越では、竹の簾を酒粕タンクの底に敷き、その上にバラ粕を入れ(冬季)、それを初夏に掘り出します。酒粕は酵素が生きているため、時間とともに液化が進み、じんわりと汁が出てきます。竹簾を敷かないとタンクの底の方の酒粕は柔らかくてぐにゃぐにゃになってしまうんですよ。(ちなみに、この汁はオレンジ色をしていてなめるととても甘いんですよぉ)
画像は、この冬から今までタンクの底に敷かれていた竹簾をかっちゃんが洗っているところです。約半年間、重い酒粕の下になってがんばっていてくれました。今日はキレイに洗われ、よく乾燥されてから片付けられます。
ところで、クロアチア戦はちょっと残念でしたね。日本、酒!酒!酒!(シュッ!シュッ!シュッ!)といいながらうまい酒を飲みたかったです。