日本酒と健康 その6

kurabito2006-08-29

今日も、「日本酒読本」からの引用です。


「日本酒には制ガン効果がある?」


 戦後の日本の全国市町村別標準化死亡比を見ると、肝硬変や肝ガンによる死亡率に大きな地域差があることがわかります。そこで、全国のアルコール消費量を種類別に比較照合してみたところ、東北地方を中心とする東日本、つまり日本酒をよく飲む地方の人達の死亡率が非常に低いことがわかりました。つぎに、ヒトのガン細胞に日本酒の濃縮液を添加する実験を行ったところ、ガン細胞の増殖が著しく抑制されました。こうした結果は、ウィスキーやブランデーでは認められないもので、そこから日本酒に含まれる何らかの成分がガン細胞増殖抑制作用を持つのではないかと考えたのです。
 戦後ずっと肝硬変、肝ガン死亡が東低西高の地域差を示しているという事象は、私たちの実験結果が裏付けているといえるかもしれません。日本酒のどの成分が制ガン作用を持つのかの特定が今後の課題として残されてはいますが、日本酒の効果は、事実として知ってほしいと思います。(滝沢行雄さん。医学博士、秋田大学名誉教授)
(画像は、昨日行われた「小松カントリー夏祭」の様子です。ゴルフを終えたお客様がほとんどでしたから、ビールばかりが飲まれるかと思いましたが、日本酒も結構でましたよ。女性の方中心に「レディ・アクア」をすすめたら、とても喜んでいただきました。また、メインイベントのマグロの刺身には、「加賀ノ月琥珀月」、「加賀ノ月まんげつ」、「加賀ノ月はんげつ」をおすすめしました。マグロの刺身とともに「琥珀月」を飲むとマグロの旨味が一層まして、こってり楽します。また、「まんげつ」や「はんげつ」でマグロの刺身をいただくと、とてもさっぱり味わうことができます。お客様にそのように説明させていただき、多くの方に日本酒を飲んでいただきました。「日本酒の本当のおいしさがわかった」と言ってくださる方もいて、うれしかったです。暑い季節でも、日本酒を楽しみましょう!)