月光ムロカの酛麹

kurabito2006-10-18

 月光ムロカ*1の酛麹米を室(むろ)に引き込みました。このお酒は、例年、しぼりたてのお酒として好評をいただいております。去年よりさらに旨い酒を造ろうと意気込んで始めました。「昨日の洗米のときは、米に水を吸わせすぎたようだったが、蒸気を加熱して強くしたから、今日はとても良い蒸しに仕上がった。」と渡辺杜氏*2の弁です。蒸気の温度を低くすると、水分を吸って柔らかい蒸米になり、蒸気の温度が高いと水分を飛ばして硬い蒸米に仕上がります。杜氏の経験と勘でその調整を行います。
 画像は、引き込んだ蒸米に種麹*3を切り終わり、もう一度床で蒸米をもんでいる様子です。奥の左側が渡辺杜氏、右が蕪城さん、手前が日本酒君です。昨日、清酒学校*4の実習に送れて行き種麹の切り方を習えなかったのですが、今日、現場にて実習が出来たと喜んでいましたよ。
 ちなみに、お米は50%精米の五百万石*5です。