月光ムロカの酛麹 盛

kurabito2006-10-19

 室(むろ)では、月光ムロカの酛麹を盛りました。盛とは、昨日取り込んだ麹米をまる一日寝かせておき、麹菌が少しだけ繁殖したときに固まった蒸米を丁寧に解きほぐし、さらには篩(ふるい)を使って米粒が一粒一粒ばらばらになるようにしてから、それを小蓋と呼ばれる木の箱に少しずつ入れてゆくことです。
 室の中は40度を超える暑さですが、渡辺杜氏と蕪城さんが一生懸命盛作業を行っていました。
 画像は、渡辺杜氏が麹の入っている小蓋を積み上げているところです。このあと布をかけて完了です。明日の夕刻の出麹までに積替え、仲仕事、積替え、仕舞仕事、積替え、積替え、積替え・・・・と、夜通しの仕事が続いてゆきます。


※追伸 今日お届けしました「蔵人のひとりごと 10月19日号」の奥田君の麹を今朝出しました。やや出来すぎの感じもしましたが、なかなか良い麹です。ふんわりと柔らかく、サバケも良い。かんでみると、少し甘い。栗香・栗味の良い麹でした。