釜屋

kurabito2006-11-29

 お米を蒸す係りの人を「釜屋」といいます。米を蒸すことは酒造りの原点ですから、重要な部門です。昔の釜屋さんは午前3時頃に起床して、薪に火をつけ蒸気を出して、それから米を置いたものだそうです。また、蒸しあがったら甑の中に入り蒸米を掘り出すこともしました。
 酒蔵・加越の釜屋は山ちゃんです。現在ではボイラーがあるためそんなに早くから仕事にかからなくてはよくなりましたが、山ちゃんは朝早くから出勤してきて、蒸しの準備をします。いつもにこにこしています。つらい仕事の多い酒蔵の中でホッとさせてくれる性格の持ち主です。
 画像は、お米を運ぶベルとコンベアーの調子が悪くなり、その修理をしている山ちゃんでした。