能登ワイン

kurabito2007-06-19

 石川県醸友会*1の研修で、穴水町にある「能登ワイン株式会社」に行ってまいりました。それまで、正直ワインなんて・・・などと思っていたのですが・・・。
 まず、能登ワインの豊田専務にあたたかく迎えられ、それから、熱心な説明をききました。彼は、もともと北海道ワインと会社の技術者だったのですが、石川県の熱心な要請にこたえ、数年前から調査をはじめ、苦労の上、良質なぶどうの栽培に成功したそうです。それから、昨年、初めてワインの製造をはじめたそうです。それまでの苦労は並々ならぬものであったと、その言葉の中から感じることができました。
 実際に、ワインの製造場に足を踏み入れ、除梗機・搾汁機*2、仕込み用の大きなタンクを見せてもらいながら、語り続ける豊田専務の話は、ワインのことについてよく知らない我々にも、よく理解できるもので、そして感銘を覚えました。醸造という同じ産業に携わるもの同士、通じ合え、また、エネルギーをもらったようです。その後の試飲でも、ワインてほんとに美味しいものだなぁと感じました。地元で採れた良質な原料を使い、まじめにワインを造る姿は、我々の鏡なのですね。
 画像は、ワイン製造場で真剣に語っている豊田専務です。一度行く価値はあると思います。
→ 能登ワイン〜石川の奥能登に広がる 美しい葡萄畑から生まれた能登産葡萄の生ワイン〜  ちなみに、日本酒もよろしくお願いします。

*1:石川県内の日本酒製造業に従事する経営者や技術者たちの若手の集まり

*2:ぶどうの房から中の枝を取り除いたり、ぶどうを搾ったりする機械