3本目の大吟醸 留仕込

kurabito2008-01-13

 今朝は、雪がちらつくとても寒い日。大吟醸の仕込にはもってこいの気温と成りました。蔵の中の気温も2度。いい具合です。
 午前8時27分に出甑。杜氏さんがさっそく蒸米の感触を確かめていました。「いい具合」とのこと。
 実際に、米をさらしながら感じたのですが、米のサバケが良いです。サバケとは、蒸米をおにぎりのように固めてもぱらぱらとしていて固まらない状態のことです。蒸米が柔らかかったり、粘り気があると固まりができてしまい、良い蒸米とはいえません。昨日はやや気温が低く大吟醸の仕込には都合が良かったのですが、今日は特別上等の日ですよ。大吟醸の留仕込の日でこれほど冷え込んでくれたのは、ここ数年なかったのじゃないでしょうか。今日はそれほど仕込みに都合の良い日でした。
 「きっと、いい大吟醸酒になる」と、杜氏さんも確信しているようでした。
 画像は、ろ過をするコーちゃんです。大吟醸の仕込みの日でも、蔵内の普通の作業は休まず続けています。「今日は、寒くてたいへんやわ」とコーちゃんの弁。寒風吹き荒れる酒蔵の隅っこで「ろ過作業」に励むコーちゃんでした。