2本目の大吟醸 上槽

kurabito2008-01-22

 ついに2本目の大吟醸を上槽しました。
 今日は、朝から忙しい日でした。4本目の大吟醸の仲麹の盛、もちろん普通酒の仕込みも普段どおり行われています。正月休みの間に仕込が無くて普通酒の上槽が無かったため人手はなんとか足りました。
 杜氏さんの合図で始まった上槽ですが、モロミを送り始めてからわずか40分程度で終わってしまいました。短い時間にあれもこれもしなければまりません。狭い場所なので結構気を使います。
 さて、その味は? 1本目の大吟醸とあきらかに違うタイプのお酒です。香りはまずまずあります。高すぎるということは無いです。キレイな味わいですが、しっかりとした押し味が感じられました。
 いつも思うのですが、しぼったばかりのお酒を口に出来るのは蔵人の特権です。利き猪口の注がれたお酒の色を見、その間に漂う香りをしっかりと感じます。口に含み、息を鼻から出したときに感じる吟醸香至福のときでもありますよ。舌の上にお酒を転がしながら、味わいを確かめます。しっかりと利いたあとは、吐き出さなければいけないのですが、それが・・・と葛藤のあげく吐き出します。ちょっとつらいところですね。
 画像は、槽に袋を積む杜氏さんでした。