加賀吟醸純米大吟醸の添仕込

kurabito2008-02-27

 もうすぐ3月というのに寒いです。雪が舞い、あたりは一旦真っ白になりました。でも、すぐ融けてしまいます。春は近いのですね。
 今日は、加賀吟醸純米大吟醸の添仕込です。600kgの小さな仕込です。今まで報告してきたような大吟醸酒と同じように仕込みます。ただ、違うのは米。今までの大吟醸酒は38%精米の「山田錦」というお米ですが、今回は50%精米の「五百万石」というお米です。
 しばらくの間、山田錦の手触りばかりを感じ取っていたためか、今日の五百万石はかなり手触りが違います。山田錦は弾力があり、柔らかく優しい手触りでしたが、五百万石はパラパラした手触りです(といっても、その他の米から見れば、うんと優しいと思いますが・・・)。モロミでもあまり融けずに、すごくさっぱりしたキレイなお酒になるんじゃないかなどと勝手に思ってしまいました。実際はしぼってみるまでわかりませんがね。
 画像は、蒸しあがったばかりの添米を並べて冷却しているところです。気温の低い今日は、蔵中が蒸米の蒸気に包まれてしまったようです。