1本目の大吟醸 添麹米の洗米

kurabito2010-01-03

 1本目の大吟醸は、添麹の洗米をしました。38%精米の山田錦を「せーの」の合図とともに水に漬けて手で洗います。水は3回換え、最後にホースの水で糠分を完全に洗い取ります。
動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=xUbr9IEZbNQ

 洗い終えたら、水の中に浸漬です。白米の吸水加減を見ているの杉本杜氏です。
動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=e3FVIOFwvf4

 洗い始めてから12分30秒後。時計係の秒読みと同時に水から引き上げます。
動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=ChwCWyrD73M

 引き上げられた洗米は、完全に水が切れるのを待ってから計量され、乾いた麻布に広げられます。計量を行うのは、洗米前の白米と比較して吸水率を算出するためです。ちなみに本日の吸水率は27%でした。30%前後が吟醸麹の吸水率の標準とされていますから低いようです。実は、前回の酛麹の洗米は13分の浸漬で31%の吸水率でした。その後の麹作りのときに、やや柔らかめであったと判断したため、浸漬時間を30秒短くして吸水率を低めにしたのです。酒造りでは、このようなデータをもとに現場作業を毎日少しずつ変化させてゆくのです。
動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=g-R7dZ921Zo

 麻布に広げられた洗米は、米粒の表面についた水分を米が吸収するため塊となります。布を両端を持って、米粒が壊れないように塊を壊します。米粒の表面は乾いた状態になっています。
動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=GgrVaqan7Sc

 こうして、明日の朝まで暖かい部屋におきます。明日、蒸します。 




1本目の大吟醸酒母は9日目です。大きな泡(玉泡)がでて、香も高くなってきています。昨日とは表情が違います。
動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=jLBEJcwnz90