1本目の大吟醸 添麹の蒸し

kurabito2010-01-04

 昨日洗った白米は、本日蒸しました。まずは、蒸しあがったところです。白い布で包んで蒸すため、布についた米粒を払っています。
動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=cMRndSMdlD8

 蒸しあがったばかりって、美味しそうでしょう。でも、食べてもあまり美味しくありません。38%精米の山田錦は、食べておいしいお米ではありませんから。
 動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=ExC4xC5y7BY

 スコップで掘り出し、タメに入れ室(むろ)に運びます。室で、2日間かけて麹になります。
 動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=jYYL7lMJbsg

 室では、麹米は床(とこ)の上に広げられます。水分を蒸発させます。このとき、室温は35度、湿度は60%ぐらいで、どんどん乾燥させます。同時に、100度あった蒸米は40度くらいまで降下します。この間約90分くらいです。この動画のように杉本杜氏はずっと手を入れ続けます。かなり暑いです。
 動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=BGzxgVja7Oo

 品温が35度になったところで、種麹(もやし)をふります。「種切り」といいます。麹菌の胞子を米粒にばら撒きます。
 動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=5WIg-GLm2ck

 蒸米の表と裏をひっくり返してもう一度「種切り」です。
 動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=2c-byF20yGA

 このあと、よくかき混ぜて包み込み、布を何重にも重ねます。午後3時頃、「切り返し」という操作(一度、塊を崩す)を行い、明日の朝まで寝かせます。明日の朝は「盛(もり)」です。

 静止画は、今朝一番に甑(こしき)に生の白米を入れてるところです。