酒造り、はじまったぁ〜

kurabito2010-10-19

 平成21年10月19日(友引)、酒蔵・加越ではいよいよ酒造りが始まりました。最初に仕込むお酒は「月光 無濾過原酒」です。今回は、山田錦50%精米を用いての仕込みです。入荷された米は、粒が揃って、まずまずの精米に仕上がってます。高精白米なので、手洗いです。杉本杜氏の指揮のもと、蔵人全員が集まり洗米を開始しました。先ずは9分30秒の浸漬ではじめました。ストップウオッチ係りの橋ちゃんの合図で米を水に漬けて洗米開始です。久しぶりの感触に蔵人たちは喜ぶやら、とまどうやら・・・。
動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=dQSAtYl1pE0

 今日の洗米は、酒母の麹の分だけですから、わずかに24kgです。これを2回に分けて洗います。それから、今日は友引。酒屋って、これを結構気にします。最初の洗米の日は、たいてい大安か友引です。
 白い水が透明になるまでしっかり水をかけて糠分を洗い落とします。
動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=ehCghMIHiKM

 時計係の合図と共に水から引き上げます。ぴっちり9分30秒でした。吸水率は36%。普段は30%くらいです。やや多く吸水させていますが、最初の麹作りは、室(むろ)が乾燥しているため多く吸水した蒸米を取り込んだほうがよいのです。
 動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=I42oeJhl970

 そうして洗った米は乾いた麻布におかれます。米の具合をじっと見つめる杉本杜氏でした。(画像)

 さらに、米を混ぜ合わせます。水分を均一にします。やや多吸水のようですが、今日はこれが良いのです。
 動画をどうぞ→ http://www.youtube.com/watch?v=qucRevVFnB0