2008-01-01から1年間の記事一覧

酒造りにむけて

秋本番です。朝夕は寒いくらいです。日本酒の季節の到来ですね。 酒蔵・加越では、今月の28日から酒造りをはじめます。今年も、よいお酒を造りたいものです。 画像は、槽(ふね)の盤に布を掛けているヒデちゃんです。170枚ある盤を一枚一枚丁寧に仕上げて…

のみきり指導

かえっちゃんです。長い間お休みしてすいませんでした。 今日は、酒蔵・加越の「のみきり指導」の日です。(呑切りとはhttp://d.hatena.ne.jp/kurabito/20050905をご覧ください) 金沢国税局の岩槻室長がお見えになり、約80点のお酒をじっくりと利酒されて…

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全国小売酒販青年協議会東海北陸ブロックの勉強会が、金沢エクセルホテル東急で開催されました。 参加された酒販店さんが、石川県内の地酒を丁寧に利酒され、これはと思うお酒を見つけていました。石川県のお酒は全国的にも注目され、遠くからこられた人には…

酒粕 

冬の間にできた酒粕は、タンクの中でじっと眠っていました。パラパラで硬かった酒粕もこの時期には柔らかくなって、おいしそうな「ねり粕」に変化しています。 画像は、その酒粕を蔵人たちが小袋に詰めているところです。少し甘みがあり、柔らかくなっていま…

円満朝市

毎月第一日曜日は、小松市本折町の本光寺での円満朝市。昨日は雨でしたが、今日は朝から快晴。ちょっと肌寒かったですが、多くのお客様で賑わいました。 この朝市も、定例の行事として定着してきたようです。必ず毎回お見えになるお客様も増えてきているよう…

全国新酒鑑評会

昨日、広島で全国新酒鑑評会の公開利酒が行われました。今年は、残念ながら入賞できなかったのですが、酒蔵・加越の蔵人たちも総勢5名で広島まで行ってきました。 およそ千点のお酒が一同に並ぶこの利酒会は見事なものです。大勢の酒造関係者たちが利酒をし…

お旅祭り

5月17日は、小松の最大のお祭りである「お旅祭り 曳山8基曳揃え」です。JR小松駅前に、小松市内の8町の曳山が勢揃いしました。あたりが暗くなってくるとそれは見事な曳山が浮かび上がります。その曳山で、今年は材木町と西町で「子供歌舞伎」が繰り広げ…

槽の盤洗い

皆造後は、今シーズンに造ったお酒のろ過や火入れを中心とした仕事になります。それとは別に、今まで使ってきた道具をキレイに洗ったり干したりといった仕事もあります。 画像は、槽に使っていた盤を丁寧に洗っているところです。このように大きくて重い盤が…

円満朝市

今シーズン2回目の円満朝市がありました。 ゴールデンウィークの最中ということもあり、今日もたくさんの人で賑わいましたよ。朝市に出品される商品もいろんな種類が豊富にあり、なにを買おうかと楽しみにしてくる人も多かったようです。中には、それぞれの…

皆造後

皆造後は、酒造りの後始末の作業が続きます。今年使った機械や道具類はキレイに洗浄・殺菌して来期に備えなければなりません。 画像は、きれいに洗浄され熱湯で殺菌後、乾かされている「麹蓋」です。100枚以上の麹蓋が整然と並べられ干されています。この…

皆造

昨日、酒蔵・加越は皆造でした。本来なら、この日に「皆造祝」というお祝いの席を設けるのですが、酒蔵・加越では「甑倒し」を終えてからお祝いの席をすでに設けているので、普通にこの日を迎えてしまったという感じです。(ちょっと損した気分ですね) 画像…

最後の上槽

酒蔵・加越では最後の上槽が行われました。最後は仕込第119号で、今シーズンに仕込んだ119本全てしぼりました。明日、しぼられたお酒の数量、成分、それに酒粕の重量を測定し(これらのことを検定といいます)、晴れて皆造です。 画像は、最後のモロミ…

皆造まじか

明日、最後のモロミを上槽します。皆造まであとわずか。 画像は、粕をはがす作業をしているかっちゃんです。今日、明日、あさっての作業で皆造ですよ。もうこれで終わりかと思うと、寂しいような。でも、とっても嬉しい気分です。蔵人たちは「♪もう、いくつ…

残り3本

今日、仕込第116号を上槽しています。今シーズンの仕込みは全部で119本でしたから、今日の上槽が終われば残り3本で皆造です。 画像は、仕込第118号のモロミに櫂を入れてる日本酒君です。「残りがあと3本だと思うと寂しいっッスねぇ」と言いながら…

渡辺杜氏、新潟へ帰る

今朝、渡辺杜氏は新潟へと帰ってゆきました。モロミもあと9本残すのみとなりました。丁度半年間、酒蔵・加越で酒造りに専念していただき、そして、若者たちの指導をしていってくださいました。毎年、毎年少しづつ、若い蔵人たちは、杜氏の技術を習ってきま…

酒蔵・開放にお越しいただきありがとうございました。

本日、酒蔵・加越の酒蔵開放でした。10時から開場の予定でしたが、早くからお見えに成ったお客様もいらっしゃいました。去年の「しぼりたて新酒」があまりにおいしかったのでそれだけ売ってほしいと言われて買ってゆかれました。ありがたいことです。 今年…

酒蔵・開放の準備 前日

酒蔵・開放は明日にせまりました。蔵人たちは最後の準備に大忙しです。 画像は、利酒コーナー担当の日本酒君が、HIDEちゃんとともに酒の準備をしているところです。みんな一生懸命です。来ていただくお客様に喜んでいただくことができれば、これに勝る喜…

酒蔵・開放の準備

あさっての日曜日は、酒蔵・加越の「酒蔵・開放」です。今日は、その準備に大忙しです。 画像は、入口に樽を飾っているAzumaさんです。コチラに傾いたとか、あちらが低いとかで、あれやこれや。その他にもいろんな準備で、蔵人たちも大忙し。明後日が楽しみ…

春祭り

酒蔵・加越のある石川県小松市今江町は、今日が「春祭り」です。今江町の中でも町南地区では、子供獅子が町中を練り歩き、主だったところで獅子舞を披露します。中学2年生の男子が獅子を舞い、小学4年生から中学1年生までの男子が横笛を吹きます。子供た…

金沢局酒類鑑評会で優等賞受賞

酒蔵・加越は今年も「金沢局酒類鑑評会」で優等賞を受賞しました。 税務署の方から「優等賞を受賞しましたよ。」という連絡をもらった時は、飛び上りたいほどうれしかったのですが、そんなときに冷静を装うというのはなかなか難しものです。その後、どのよう…

甑倒し

本日は甑倒し*1。今シーズンの仕込みは全て終了しました。後は、出来上がったモロミをしぼったり、ろ過・火入れを行うのみです。 画像は、最後の蒸米を確かめている志村部長です。コンベヤーの上を流れてくる蒸米を毎日見守ってくれました。今年も長い間あり…

金沢国税局酒類鑑評会 製造技術研究会

本日の午後1時から、「金沢国税局酒類鑑評会 製造技術研究会」が金沢国税局にて開催されました。金沢国税局管内の酒類製造業者とその関係者を対象に鑑評会に出品されたお酒がを全て利酒することが出来るのです。 かえっちゃんもいろんなお酒を利酒しました…

今年最初の円満朝市

今年最初の円満朝市が行われました。日本酒君とヒデちゃん、そしてかえっちゃんの3人で参加しました。 天気もよく多くの人で賑わいましたよ。3年前から参加していますが、4月としては一番よくお酒を買っていただいたようです。酒蔵・加越も多くのお客様か…

最後の出麹

今シーズン最後の出麹を終えました。昨年の10月に始まった酒造も、今日の出麹で「麹造り」は終了です。 画像は、出来上がったばかりの麹の鑑定をしている様子です。向うから、槽担当のかっちゃん、麹担当のヒデちゃん、モロミ担当の日本酒君、そして一番手…

麹最後の取り込み

今シーズンの最後の麹の取り込みでした。ヒデちゃんは最後の取り込みであることを噛み締めるように、送られてきた蒸米を床に置いてゆきました。画像はそのときの様子です。 この蒸米は、明日、切り替えして槽に移され、あさっての麹となり、出麹して室での仕…

麹の切り返し

画像は、麹を切り返しているところです。昨日取り込んだ蒸米に麹菌の菌糸が少し繁殖してきているところです。 朝一番の出麹を終えると、その空いた槽に画像の米を入れます。暑い場所で、なかなかハードな仕事です。この作業もあとわずか。今週の金曜日で終わ…

あと、わずか

画像は、今朝の出麹の様子です。室から出された麹は、画像にある出麹冷却機で冷やします。固まった麹を崩しながらの作業です。 このような作業も、今シーズンはあとわずか。最後まで、気を抜かず、少しでもおいしいお酒を造っていきたいものです。 全国新酒…

金沢国税局酒類鑑評会 決審

昨日、一昨日と金沢国税局主催の「酒類鑑評会」の予審が行われました。北陸3県の67の酒蔵から240点の吟醸酒が出品され、そのうちの105点が、本日の決審に残ったようです。酒蔵・加越からも4点を出品しましたが、残っているのかどうかは全くわかり…

酛たて終了

酒造りも、いよいよ終盤。本日、第118号と119号の酛を立て、酛立ては終了しました。昨年の10月16日に第1号の酛を立て、今日で今シーズンは終了です。1本1本丁寧に造り続けてきましたが、この119本の酛を立てるには、それぞれいろんな想いがあったことでしょ…

純米吟醸酒の添

画像は、純米吟醸酒の添の枝桶です。日本酒は三段仕込で行われます。第一段階の「添」仕込みは、モロミのタンクに直接仕込むと量少ないため、タンクの底にわずかに入るだけとなり、温度が保てなかったり、櫂を充分に入れられないなどという弊害があるため、…