2007-01-01から1年間の記事一覧

初甑(はつごしき)

昨日は、米を洗ってから2時間だけ水に漬けておき(浸漬)、その後水を切っておきました。その米を本日蒸したのです。今シーズン初めて米を蒸したのでこれを初甑*1といいます。 蒸し前の状態は、水切れもよく、まずまずでした。実際の蒸米もパリッとして、外…

始まったぞぉ〜

本日10月15日、洗米が始まりました。酒造りの始まりです。今シーズン初めての洗米であるため、責任者たちは神経を張り詰めながら米を洗いました。見る限り、今年の米はまずまずです。いいお酒になってくれることを祈っています。 今年は蔵人たちの持ち場…

酒類研究会

平成19年度金沢国税局酒類研究会が開催され、その利酒にいってきました。 北陸3県のお酒76点が出品され、それらを丹念に利酒しました。春の鑑評会とは違って、熟成されたお酒ばかりが並びます。吟醸香がとても高いお酒はありませんでしたが、夏を越え、…

今年最後の円満市でした。

今年最後の円満市に行ってまいりました。 早朝よりその準備にかかるのですが、午前4時過ぎは真っ暗です。澄み渡る夜空には三日月に満天の星たち、すっかり寒くなったこの季節は特に美しく感じます。 今日は早くから大勢のお客様がお見えになり、円満市は大…

酒造りもまじかだぁ〜

今日は快晴でした。空も青く澄み渡り、秋を実感します。そうです、酒造りもまじかです。 画像は、槽(ふね)*1に布をかぶせているかっちゃん(手前)とヒデちゃん(左)です。右奥が酒蔵・加越の蔵人の紅一点、橋ちゃんです。すっかり涼しくなってきて、仕事…

中秋の名月

久しぶりに書く日記に訳のわからない写真?昨日の中秋の名月なんです。カメラで撮影するとどうしても焦点が会わない感じです。 雨が上がったあとで、澄み切った空気の中、とてもきれいなお月様でした。でも、十五夜は明日の27日だそうですから、その日もきれ…

田辺前杜氏

酒蔵・加越の前杜氏である田辺利夫さんのところに行ってまいりました。 今では隠居されてるのですが、柏崎にお住まいであるため、中越沖地震では随分心配しましたが、地震後数日経ってから「家族ともども怪我無く、被害は少なかった」という報を受けてからは…

円満朝市

本日円満朝市に行ってまいりました。 夏も終わったという感じで、準備に取り掛かった午前4時半頃は肌寒いぐらいでした。(日本酒のおいしい季節になったなぁ) 朝早くから大勢のお客様がお見えになり、結構忙しくさせていただきました。ご来店いただいた皆…

夏も、もう・・・・・

ほんとに暑い日が続きますが、そろそろ秋の気配が見えたような・・・。(願望的な推測でしょうかね。暑い暑い) お盆休みも終わり、日本酒のおいしい季節に向かうなか、販売のためのお酒の準備です。暑い中、加越の人達は瓶詰め作業です。瓶につめるときは、…

ハーブ酒

若手のIZUMI君は、いつも新しいことにチャレンジしています。昨年、日本酒にハーブを漬け込み、ハーブ酒を試験的に造りました。そして、それをお客様に飲んでもらいアンケートをとりました。レモンバームというハーブで、確かにレモンの香りのするお酒になっ…

月うさぎの里

石川県の南部、加賀市に「月うさぎの里」というところがあります。かつて「うるし蔵」と呼ばれていたところですが、数年前に「月うさぎの里」として再デビューしました。これがかなりはやっているようで、お客様はいつもいっぱいです。かわいいうさぎたちと…

桜の木剪定

暑くなってきましたね。昨日の朝は少し雨が降ってましたが、西日本では広く梅雨明けしたそうです。北陸地方の梅雨明けも間じかでしょうな。 さて、雨が降らないところで、桜の木の剪定を行ってる「日本酒君」です。しっかり剪定をしたあと、アメシロの防除を…

新潟中越沖地震

大変です。またもや地震。地震で被害に遭われた方々に心からお見舞申し上げます。 酒蔵・加越の渡辺杜氏は上越市柿崎に住んでます。当日の夕方に渡辺杜氏には連絡がついたのですが、杜氏さんはじめご家族のかたにもケガはなく、家もタイル等が落ちたぐらいで…

清酒リキュール

リキュールというものは、お酒に果実や植物、あるいは動物などを漬け込んだり、酒類以外のものを混ぜたりしたものです。酒税法上は「混成酒」と分類されます。梅酒がその代表ですね。 加越では、今年の一月に柚子を日本酒に漬け込んだのですが、それが出来上…

本光寺 円満朝市

昨日までは雨ばかりでしたが、今朝は雨もあがり絶好の朝市日和(?)になりました。午前4時半ごろに本光寺に向かいました。朝早くからお客様がおみえになっていましたよ。(早いなぁ) 天候も良いせいか、普段よりかなり多くの人でにぎわった朝市でした。お…

酒粕 詰まりました。

いよいよ梅雨に入りましたね。うっとしい雨も、大地の恵をもたらしてくれるんでしょう。この雨で野菜の収穫がふえればいいなぁ。 そうです、酒蔵・加越では酒粕の出荷を始めました。今年の酒粕は、味もまずまず乗って、旨味も最高ですよ。干したウリやきゅう…

能登ワイン

石川県醸友会*1の研修で、穴水町にある「能登ワイン株式会社」に行ってまいりました。それまで、正直ワインなんて・・・などと思っていたのですが・・・。 まず、能登ワインの豊田専務にあたたかく迎えられ、それから、熱心な説明をききました。彼は、もとも…

最後の火入れ 終了

今日、最後の火入れを終了しました。これで、ほんとの意味での「酒造り」の終了です。蔵人の皆様、ほんとにお疲れ様でした。酒造りから開放されるという気分です。なんか、うれしいなぁ。 画像は、最後のタンクに火入れをしているときに、温度計を眺めながら…

ろ過 完結

酒蔵・加越の酒造りも終盤。日本酒は、仕込んで、発酵させて、しぼって終わりではありません。その後、調合、ろ過、火入れを経て完成です。 皆造を終えてから、この冬造られたお酒は、毎日少しずつろ過・火入れが行われてきました。そして今日、最後のろ過が…

日本酒フェア2007

平成18年度全国新酒鑑評会公開きき酒会&全国日本酒フェアが、東京・池袋サンシャインシティで開催されました。全国新酒鑑評会で入賞したお酒約500点が一度にきき酒できるというものです。 昨日まででは、前売り券が思うように売れず、お客様が少ないの…

円満朝市

さて、本日も円満朝市に出店してまいりました。ちょうど今、帰ってきたところです。 天候もよく、大勢の人々で賑わいました。先月はあいにくの雨のため、いらっしゃる方も少なく、とても残念なおもいをしましたけどね。 画像は、西村徹市長と語り合う奥田君…

石川県清酒学校 卒業式

昨日、石川県清酒学校で卒業式が行われました。卒業式といっても、正式には「石川県酒造士呼称資格認定証授与式」といいます。卒業生8名(3年前の入校時は11名)は、3年間にわたる研修を終了し、卒業試験にも無事合格し、晴れて「石川県酒造士」として…

全国新酒鑑評会 製造技術研究会 その3

画像は、東広島の利酒会場を後にするときに記念撮影したものです。今年は「金賞」をいただいたから、うれしそうな顔をしているでしょ。昨年は「入賞」だったため、比べると明らかに違った表情です。「金賞」をとると、やっぱり鼻が高くなるような・・・。で…

全国新酒鑑評会 製造技術研究会 その2

さて、今度は、同じ会場で「金賞」と書かれた首下げのある「関白」のお酒を持って記念撮影している3人です。左から奥ちゃん、ヒデちゃん、志村部長です。(ヒデちゃんは背がすごく高いから両脇の人が小さく見えますが、けっこうでかいんですよ) 今回出品さ…

全国新酒鑑評会 製造技術研究会

本日、東広島市で開催された「全国新酒鑑評会 製造技術研究会」に行ってきました。 画像は「金賞」の下げ札のかかった「関白」の瓶を持ち、うれしそうなJUNちゃんです。 (今回は広島市からの速報です。詳細は小松に帰ってから報告します。杜氏さんも本当…

全国新酒鑑評会で金賞受賞

やったー!金賞受賞だぁ〜。 今日の午前10時に酒類総合研究所のHPで発表がありました。全国の蔵元からその時間にアクセスが集中したため、つながりにくかったのですが、「酒蔵・加越」の所に☆印があることを確認したときには、ホッとして、それからうれし…

新潟での表彰式

前にもお伝えしましたが、新潟県酒造従業員組合連合会主催の「第40回自醸清酒品評会」で酒蔵・加越は見事2位になりました。110社の酒蔵から出品があったそうです。そこ、昨日その表彰式が行われました。 画像は、そのときのものです。杜氏さんと奥さん…

瓶詰前にも濾過

貯蔵されたお酒は、瓶詰をする前にも濾過されます。このときも、活性炭を使用する場合もあれば、ただ単に「火落ち菌」を除菌するためだけの場合もあります。かつては、日本酒に色があってはいけないという時代もありました。お酒にもよりますが、色があって…

検酒筒(けんしゅとう)

お酒に活性炭などを入れ、フィルターで濾すことを濾過作業といいます。できたままのお酒はやや黄色みを帯びていて、味も濃いものです。これらを矯正するために濾過を行うのですが、酒質によってはかならずしも必要ではありません。酒の質を見極めた上で濾過…

円満朝市

今シーズン2回目の「円満朝市」に行ってまいりました。といっても、あいにくの雨。本光寺の境内から、地下の駐車場での店開きとなりました。やや肌寒い朝でしたが、お客様は5時過ぎからぼちぼちといらしてくれましたが、やはり晴れの日とはちがって閑散と…